松山市の伝統・古くを求めて

江戸時代に長門屋がそうめんに色を付けることを考案。
赤色は紅花から、黄色はクチナシ、濃紺は高菜、緑はクチナシと高菜のミックスで色を出したところ、将軍吉宗や朝廷に絶賛され、一躍伊予の名物となった「五色そうめん」
松山・道後温泉のみやげといえば真っ先に挙がるのが五色そうめんというほど。正岡子規も「文月のものよ五色の絲そうめん」の句を残しています。
近松左衛門も松山の豪商より贈られた五色そうめんを「味はいうまでもなく、その美しい姿はまるで暗く冷たい冬の日に輝きながら、舞い踊っている陽炎のよう」と賞しています。
その工程は
①混捏(こね)(ミキシング)・・・小麦粉に塩水を加え30分ほど煉る。天気、気温、湿度によって 塩水濃度、加水率を変えます。
②足踏(あしふみ)・・・こねた生地を押し固め、帯状に切ります。
③いたぎ・・・角型を丸くします。
④ほそめ・・・ねじりながら細くします。
⑤こなし・・・更に細くします。
⑥かけば・・・2本の棒に8の字に掛けます。
⑦こびき・・・長さ12cm~35cmまで伸ばす。
⑧はたかけ、引延し・・・箸を麺の間に通して麺を分けながら伸ばします。100cmから200cmまで伸ばし乾燥します。
以上のような8つの工程を経て製造されています。
最近の設備は多少なり新しくなったものの、伝統の製法を守りながら、
いつの時代にも愛されてやまない郷土の美味はこれからも大切に育てられ、食されていくことでしょう。
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